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内容証明には、どんな効果があるのでしょうか？
内容証明を受け取った相手方が、その求めに従わなかったとしても、
そのことをもって直ちに強制執行などの法的な制裁を課すことができるわけではありません。
内容証明は、紛争を未然に防止することや、おこってしまった紛争の解決を図るのがその主な役割です。
主な内容証明の効果として、次のようなものがあげられます。
１． 有力な証拠が残る。
例えば、クーリングオフなどで、後で「解除をした」「いや解除通知を受けていない」などといった争いになった場合に、
有力な証拠となります。
２．相手方に心理的な圧迫を与える。
いままで、のらりくらりと不誠実に応じなかった相手方でも、内容証明を受け取ったとたん、裁判に持ち込まれるかも、
といった心理的な圧迫などから、まじめに連絡を取り始めたり、根拠のある要求に応じることがあります。
内容証明の負の効果
なんでも証拠を残すために内容証明を出せばいいかといったら、もちろんそうではありません。
なんの話し合いも持たずにいきなり内容証明を送りつけるようなことは避けなければなりません。
和解で済ましたほうがいいケースもあります。
また、根拠のない主張や、自分の落ち度を無視した主張も、逆に相手方にとって有利な証拠となってしまいかねません。
内容証明は、宣戦布告であるとよく言われます。 ケースに応じて、よく考えて出す必要があります。
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